時代繰り、変遷しゆく境内に
ぴゅうと一陣の風が吹く
杲洞寺の境内には、四季折々の花や生き物が集います。その様子は時代を重ねるごとに変遷してゆきますが、大切なものは常に変わらず、信仰は常にここにあります。
そんな当寺の境内をご紹介します。
杲洞寺の境内には、四季折々の花や生き物が集います。その様子は時代を重ねるごとに変遷してゆきますが、大切なものは常に変わらず、信仰は常にここにあります。
そんな当寺の境内をご紹介します。
杲洞寺の山門は、ちょうどくぐり抜けるとまっすぐ本堂の中に安置しているご本尊、薬師瑠璃光如来が臨めるように設計されています。
かつて寺の前にはずらっと長い石垣がありました。現在はその片鱗のみ残されております。
例を見ない大きさの角塔婆で、現住職が晋山した際に建立しました。
2009年に開眼式を厳修した杲洞寺の新本堂です。旧本堂は茅葺き屋根で日本でも珍しい造りでした。
美濃産の瓦に唐破風の玄関、伝統工法にて造られた客殿です。建物内に中庭があります。
仏師、浅野祥雲作。昭和33年に全国百観音巡拝を終えた念願成就の記念仏像で、札所巡礼叶わなかった方もご縁結べるよう、千体観音をお祀りしています。
大晦日の夜には、檀信徒の皆様やご近隣の方々にお越しいただき、煩悩の数とされる108回、除夜の鐘を撞いていただきます。
本堂と客殿を繋ぐ中庭には、いつも暖かな陽射しが降り注ぎます。美しい苔と草木が織りなす侘び寂びの風景が広がります。
慶長15年名古屋城築城の折、大量に搬出されて城の土台や石垣になって現存しています。現在の岩崎山には、その名残として随所に岩石の掘出された跡が残っています。
杲洞寺のご本尊、薬師瑠璃光如来。
人々の病や苦しみを癒し、心身の健康と幸福をもたらします。十二の大願を立て、あらゆる苦悩から衆生を救済して安らぎを与える慈悲深い存在です。
十六羅漢は仏教の教えを深く悟り、解脱を得た16人の聖者です。個性豊かな姿で描かれることが多く、それぞれが異なる教訓を伝えます。
本尊や仏像を安置する壇で、仏教世界の中心とされる須弥山を模した神聖な空間です。精緻な装飾が施され、仏の威厳を高めるとともに、法要の中心となる重要な場所でもあります。
杲洞寺の墓苑は岩崎山の上、緑美しい高台に広がっており、亡くなられた方が現世での苦しみを終え、静かにお眠りになれる場所です。
お寺の庭には目に見える美しさだけでなく、心を静め、深い気づきをもたらしてくれる魅力があります。
当寺にも、あらゆる草花が息づいており、季節ごとに表情を変え、訪れるたびに違った美しさを発見できます。
当寺の墓苑は、岩崎山の上、小牧の街を見渡せるような景観の良い場所にあります。亡き人に手を合わせ、思いを馳せる祈りのひとときが悲しみを癒し、心の整理にもつながります。
墓苑は、亡き人とのつながりを感じながら、今を生きる私たち自身の心も整えてくれる、忘れてはならない尊い場所です。